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【詳報・河井夫妻事件第7回公判】(9月9日)会計担当スタッフ証言<1>会計は克行代議士に決定権

2020/9/10 1:06
東京地裁

東京地裁

 昨年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、前法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=と妻の案里被告(46)=参院広島=の第7回公判が9日、東京地裁で開かれ、案里被告の選挙事務所で会計担当をしていた女性スタッフの証人尋問があった。自民党から提供された1億5千万円の入金状況などを明らかにしたほか、選挙運動費用の収支報告書の収入が事実と違うと証言した。主なやりとりは次の通り。

 【検察側の主尋問】

 検察官 2019年4〜10月に(克行被告が支部長だった)自民党広島県第3選挙区支部と(案里被告が支部長だった)自民党県参議院選挙区第7支部の職員として雇用されたか。

 証人 はい。

 検察官 10月末に退職したか。

 証人 はい。

 検察官 第3支部と第7支部の区別はあったか。

 証人 区別はありませんでした。

 検察官 選挙運動費用収支報告書を作ったのはいつか。

 証人 公示日の7月4日から8月4日までです。

 検察官 第7支部との区別について、特に振り分けはないのか。

 証人 そうです。

 検察官 (克行被告の公設第2秘書の)光元博美さんからそう言われたのか。

 証人 はい。

 検察官 光元さんが会計報告するよう言われたのは。

 証人 支払管理表、支払い給与予定表、立替管理表を代議士に見せて会計報告するように言われました。

 検察官 いつするのか。

 証人 事務所の給与の締め日の25日から月末の間です。

 検察官 支払管理表の業者への支払いは克行被告から了承を得ていたか。

 証人 金額を事前に代議士の了承を得ていた。

 検察官 お金が不足するときはどうしていたか。

 証人 代議士にお金をもらって支部に立て替え金として処理しました。

 検察官 光元さんから引き継いだ昨年5月以降、克行被告への会計報告の頻度は月1回か。

 証人 代議士に求められればしていました。少なくとも2週間に1回程度でした。

 検察官 時期は。

 証人 19年5月から7月までです。

 検察官 会計報告の内容は。

 証人 支払管理表、支払い給与予定表、立替管理表です。

 検察官 克行被告とのやりとりを録音したことはあったか。

 証人 ありました。

 検察官 いつか。

 証人 7月29日です。

 検察官 やりとりを録音したのはどうしてか。

 証人 (参院選後の)7月23日に(案里被告の公設第1秘書の)前田智代栄さんから、7月25日に解雇すると言われて、とてもショックを受けました。前田さんの一存で決められる話ではないので、代議士に不信感を持ったので録音しました。

 検察官 7月29日は何を話すつもりだったか。

 証人 解雇について話す予定でした。

 検察官 解雇のことと、会計報告もしたか。

 証人 そうです。

 検察官 7月29日のエピソードは。
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