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中国地方5県組織、新党へ期待 合流党首に枝野氏選出 与党側は引き締め

2020/9/10 22:03

 立憲民主、国民民主両党を軸とする合流新党の党名が立憲民主党、代表が枝野幸男・立憲民主党代表に決まった10日、中国地方5県の両党の県組織幹部の多くは15日に旗揚げする新党への期待を高めた。ただ、国民民主党の一部には参加を見送る動きがあり、冷ややかな見方もある。与党の県組織幹部は、次の衆院選をにらんで引き締めた。

 「野党のまとまりづくりが始まった。今の結集路線をもっと充実させてほしい」。立憲民主党広島県連の渡壁正徳代表は躍進を待望する。国民民主党広島県連の福知基弘幹事長は合流新党へ参加する意向を明かし、「政権交代可能な2大政党に向けて、新たな気持ちでもう一度頑張りたい」と意気込んだ。

 懸案だった新党名は立憲民主党に決まった。国民民主党山口県連の加藤寿彦代表は「投票で決まったから」と後腐れはない様子。枝野代表についても「原発問題などについて現実的、具体的に語り感銘できた。国民民主党の主張を含めて飲み込んでもらい、方向性はいい」と歓迎した。

 立憲民主党岡山県連の高原俊彦代表代行は「政権交代を経験した仲間が多くいる。しっかりと国民の声を受け止め、その期待に応えられる政党を目指す」。鳥取県連の興治英夫代表は衆院選を視野に「大きな力となる。県連の態勢を早急に整えたい」と決意した。

 一方、国民民主党島根県連では所属議員の多くが合流新党に参加しない見通し。態度を表明していない岩田浩岳幹事長は、党名も党首も変わらない合流に「国民にとっては何が変わったか分かりにくい。中身で合流シナジー(相乗効果)を実感できるような活動に期待したい」と受け止めた。

 ほかの野党では、共産党広島県委員会の村上昭二委員長が「ともに政治をつくる可能性が広がった。次の選挙で与党と対決できる共闘態勢を築きたい」。社民党広島県連合の檀上正光代表はエールを送りつつ、今の立憲民主党と進めてきた合流協議について「状況が変わり、急ぐべきではない」との認識を示した。

 日本維新の会の広島県支部に当たる広島維新の会の空本誠喜幹事長は、元民主党衆院議員。民主党が政権交代を果たした2009年の衆院選広島4区で勝ち、党分裂後の12年に落選した。「合流新党は離合集散で大きな変化はない。分裂していなければ、今ごろ自民党の対抗軸になっていた」と分析した。

 対する与党。総裁選の真っただ中にある自民党広島県連の宇田伸幹事長は「150人近い野党勢力ができたのは十分に警戒しなければならない。衆院解散・総選挙が取り沙汰されており、緊張感を持って有権者に政策を訴えたい」と引き締めた。公明党広島県本部の田川寿一代表は「合流新党には政策議論をしっかりしてほしい。健全な野党があってこそ、与党もいい政策ができる」と注文した。

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