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安佐医師会病院、開業遅れる 本格改修で22年12月に

2020/9/11 22:30

 2022年春の広島市立安佐市民病院(安佐北区)の移転後、安佐医師会(安佐南区)が跡地で運営する病院の開業時期が、同年春から12月に遅れる見通しとなった。夜間急病センターや子育て支援施設の併設などを正式に計画に盛り込み、より本格的な改修が必要になったため。整備費は約3倍の29億4500万円となる。

 市が11日、安佐市民病院を運営する市立病院機構(中区)の中期計画(18〜21年度)の変更議案を、同日開会した市議会定例会に提出した。議案によると、現在の北館に入居する同医師会の病院に加え、可部夜間急病センター(安佐北区)、地域包括ケアの拠点である市北部在宅医療・介護連携支援センター(安佐南区)、安佐准看護学院(同)が移転する。地域住民向けのコミュニティーセンターと子育て支援施設も併設する。

 中期計画では、病院部分の整備費9億9千万円だけを計上していた。その後、市や地元住民、医師会などで議論していた各施設の移転や新設が正式に決定。あらためて設計作業を経て整備費を積み上げた。

 阪谷幸春・保健医療担当局長は、整備費の大幅な増額について「住み続けられる地域にするため、安佐北区のまちづくりと、県北まで含めた医療・福祉の整備の両面を担う施設になる」と理解を求めている。

 安佐市民病院は22年春、荒下地区のJRあき亀山駅前に移転し、高度・急性期の対応に特化する。移転後に、同医師会の病院などが入る北館を改修。南館などは解体し、新たに多目的広場や産直市を設ける。市は医療・福祉系の教育機関の誘致も目指しているが、難航している。(明知隼二)

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