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露地栽培バナナ結実 福山の山本さん、防寒対策を工夫

2020/9/12 16:00
順調に育つバナナの実を見守る山本さん

順調に育つバナナの実を見守る山本さん

 福山市金江町の山本勝美さん(67)が、自宅の畑で露地栽培しているバナナが実を付けている。通常バナナは熱帯で栽培されることから、専門家は「ハウス栽培はあるが、瀬戸内の気候で実がなるのは珍しい」と驚いている。

 山本さんは昨年6月、高さ約30センチの苗を植えた。現在は約4メートルに成長。8月中旬に株から花芽が顔を出し、1週間ほどして緑の実が姿を現した。

 山本さんは50年ほど園芸を続け、これまでにキウイやアケビなどの果樹を栽培してきた。温暖化が進んでいることから、2015年にバナナに初めて挑戦したが、冬が越せず失敗。今回はこもや空気の入った緩衝材などを株に巻く防寒対策も功を奏し、枯れることなく育った。

 広島県東部農業技術指導所(同市)は「冬に10度を下回るような環境では通常は育たない。暖冬や猛暑の影響があるのでは」。うまくいけば、収穫できるほどに実が育つ可能性もあるという。

 山本さんは「まさか実がなるとは。うれしい半面、環境の変化を考えさせられる」と話していた。(井上貴博)

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