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宮本常一チャンネル、周防大島発信 ユーチューブで文化や歴史に迫る

2020/9/12 23:30
蛭子神社を紹介する動画の撮影に臨む高木学芸員(右)

蛭子神社を紹介する動画の撮影に臨む高木学芸員(右)

 山口県周防大島町平野の宮本常一記念館が、動画投稿サイト「ユーチューブ」にチャンネルを開設した。同町出身の民俗学者宮本常一(1907〜81年)の関連資料を展示する記念館を紹介するほか、宮本の著作や写真を手に町内各地を訪問。島の文化や歴史の魅力に迫る。

 チャンネル名は「宮本常一チャンネル」。8月から配信を始めた。記念館の高木泰伸学芸員(38)が同館や町内の見どころの案内役を務め、同町の集落支援員栄大吾さん(31)が撮影を担当する。10分前後の動画を週5本程度のペースで配信している。

 これまで、江戸時代にシーボルトがゾウの化石を採集した牛ケ首や幕末から瓦産業で栄えた佐連、潮待ちの港だった地家室などの歴史のほか、宮本の指導で町民が収集した農具などを紹介してきた。9月上旬には沖家室島で、ハワイや台湾などへの出稼ぎ者が蛭子神社に寄進した石灯籠や玉垣などを訪ねた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で入館者が減少する中、新たなツールとして生かそうという狙い。チャンネルの登録者数は開設1カ月で450人に達した。高木学芸員は「宮本関連の展示物の裏側や周防大島の魅力を伝え、いずれ島を訪れたいという人を増やせれば」と意気込んでいる。(余村泰樹)

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ユーチューブ「宮本常一チャンネル」

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