地域ニュース
伝統の鬼「やぶ」の出番減る 呉の神社、もみ合いや行列は自粛
新型コロナウイルスの感染拡大により各地で秋祭りの中止や縮小が相次ぐ中、「やぶ」と呼ばれる独特の鬼が見物客を集める呉市内の神社の祭りも、今年は規模の縮小を強いられている。呉独自の文化として根付くやぶだが、今年は一部の登場に限られ、激しいもみ合いや行列は自粛する。
やぶは神の警護や道案内が主な役割とされ、神社によって面の表情や衣装などが異なる。「鬼」「てんぐ」「ガッソー」「カッパ」などとも呼ばれ、稚児行列の前後を歩くほか、奉納前のお清めや精米の意味などを込め、やぶと俵みこしが激しくもみ合う神社もある。毎年9〜11月の秋祭りに合わせ、全国からファンが訪れる。
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