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インフル「接種」広がる補助 広島県内市町、新型コロナ同時流行に備え

2020/9/15

 広島県内の市町でインフルエンザワクチンの接種費用の補助を拡大する動きが広がっている。冬場に新型コロナウイルス感染症と同時流行し、医療機関に混乱が起きるのを避けるためだ。三原市など4市町は、65歳以上の高齢者たちの定期接種で自己負担をゼロにする。9市町は子どもと妊婦への助成を手厚くする。

 65歳以上と60〜64歳で心臓や呼吸器に重い障害のある人の定期接種は、昨季も無料の神石高原町に加え、竹原、三原、三次の3市が新たに自己負担をゼロにする方針を固めた。廿日市市は自己負担額を昨季より500円低くして千円に、府中市は400円下げて1600円とする予定だ。庄原市も自己負担を抑える方向で検討している。

 国は今季、高齢者への接種を優先するとしている。例年10月中旬に定期接種を始めていた広島、呉市なども他市町と同じ10月1日に前倒しする。

 子どもや妊婦向けに助成する方針を示すのは、全23市町のうち16市町に上る。三原市は今季は、生後6カ月〜中学3年の自己負担をなくす。竹原市は6カ月〜小学6年と妊婦に1回4500円を上限に助成し、自己負担はほぼゼロになるという。三次市は6カ月〜小学2年と妊婦の接種費用を無料にし、小学3〜6年は初回分を無料にする。

 インフルエンザと新型コロナは症状の見分けがつきにくい。県感染症・疾病管理センターの桑原正雄センター長は「同時流行すると医療崩壊が起きる恐れもある。予防接種や早期治療でインフルエンザの重症化を抑えていくことが重要だ」とし、積極的なワクチン接種を呼び掛けている。(衣川圭) 

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