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コロナ終息、願いのフラ 周防大島、中止の発表会を代替で企画
2020/9/19 20:58
「瀬戸内のハワイ」をうたう山口県周防大島町で19日、地元のフラの6チームが踊るイベント「ローカルフラ」があった。新型コロナウイルスの影響で発表の場が相次いで中止となり、フラ振興に取り組む周防大島フラ連絡協議会が代替で企画。コロナの終息を願い、米ハワイの民族舞踊をにぎやかに披露した。
周防大島高の生徒でつくるアロハ・フラ島高や男性チーム男舞など、色鮮やかな衣装に身を包んだ町内6チームが出演。昼は道の駅サザンセトとうわ、夜はホテル「サンシャインサザンセト」の舞台で、ゆったりとした南国の調べに乗せて優雅な踊りを繰り広げた。
ハラウオカマイレ大島の森次清美さん(39)は「練習と違う緊張感とお客さんからの拍手で楽しく踊れた」と喜んでいた。
同町は夏季、延べ約4千人のフラ愛好家が集う「サタデーフラ(サタフラ)」で盛り上がる。ただコロナ禍の今年は全国から参加する実情も踏まえ、主催する周防大島観光協会が中止を決めた。周防大島高も福島県である全国大会「フラガールズ甲子園」に2年連続の出場を決めていたが、オンライン開催となった。
男舞メンバーで同協議会事務局長の米沢功臣さん(69)は「広域から集うイベントは難しいが、町内チームでフラの灯を守りたい。コロナをぶっ飛ばせとの思いで踊った」と話した。(余村泰樹)
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