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広島県内の公立小中、トイレ洋式化ばらつき 坂町100%、呉市32%

2020/9/20
坂中のトイレに洋便器を設置し、床を乾式化する工事を進める業者

坂中のトイレに洋便器を設置し、床を乾式化する工事を進める業者

 広島県と県内23市町で、公立小中学校のトイレの洋式化の進み具合にばらつきが出ている。9月1日時点で最高の坂町は100・0%(工事中を含む)で、最低の呉市は32・5%にとどまる。2016年4月1日時点の文部科学省調査からの伸びも1・2〜66・3ポイント増と幅がある。予算の制約が背景にあるが、新型コロナウイルスなどの感染症対策や災害時の避難所利用で必要性は高まっており、全体の底上げが急がれる。

 中国新聞が県教委と全23市町教委に、9月1日時点の洋便器と和便器の設置状況を聞いた。洋式の割合は坂町に続き、大崎上島町(81・8%)廿日市市(77・4%)の順に高く、県と15市町が50%を超えた。

 坂町は20年度に2億5100万円を投じて、町内にある小学校3校、中学校1校のトイレを全て洋式にする。大規模な土砂災害に見舞われた18年7月の西日本豪雨では、学校が避難所になった。町教委の新谷裕美子教育次長は「学習環境を整えると同時に、災害に備えて地域の人が使いやすくしたい」と力を込める。

 坂中では今年8月から、校内の全トイレを順次、洋式に改修している。一部は床を張り替え、排水溝がなく衛生的とされている「乾式」にした。正岡秀史校長は「生徒が気持ちよく学校で過ごせる」と歓迎する。
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