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尾道アサリ、復活なるか 活動5年、人工種苗や干潟改善着々

2020/9/22 21:27
山波の州で網をはがして干潟の状態を確かめる漁協組合員たち

山波の州で網をはがして干潟の状態を確かめる漁協組合員たち

 尾道市産アサリの復活を目指す取り組みが近年、活発化している。いずれも2015年から始まった稚貝の人工種苗生産と、一大産地だった「山波(さんば)の州」での保護活動は、徐々に成果を見せる。さらに市は中国電力と広島大の協力を得て土壌改良の実証試験に乗り出すほか、関係業者による新たな支援組織づくりが進むなど、ブランド再興の機運は官民で高まっている。

 「大きく育っとる」。向島町の干潟で15日、同町漁協組合員たちの声が弾んだ。中間育成のため稚貝と砂を入れて3、4カ月間、置いた網袋。市と7漁協でつくる市水産振興協議会が15年から取り組む人工種苗の栽培だ。

 今春には9カ月間置いたが、カニに食べられて9割が死滅する苦い経験があった。育成期間を延ばし、大きくする狙いは外れた。その反省に立った今回は、8〜9割が2センチほどに育ち、約3万個を放流できた。指導する水産研究・教育機構水産技術研究所(同市百島町)の伊藤篤グループ長は「砂が流出するなど課題は残るが、手法は確立してきた」と強調する。
(ここまで 440文字/記事全文 1325文字)

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