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「堀川遊覧船」駿府デビュー、松江の公社が静岡市に寄贈 2隻改修「葵の紋」配す(2019年10月23日掲載)

2020/9/24 15:16
堀川遊覧船を改修し、屋根に葵の御紋を配した「葵舟」

堀川遊覧船を改修し、屋根に葵の御紋を配した「葵舟」

 松江城(松江市殿町)周辺の堀川を巡る遊覧船が11月、徳川家の家紋「葵(あおい)の御紋」を配した「葵舟」として静岡市でデビューする。江戸幕府の初代将軍、徳川家康(1542〜1616年)が居城とした駿府(すんぷ)城(葵区)の堀の活用を計画する同市からの打診に応え、遊覧船を運航する松江市観光振興公社が旧船2隻を贈る。

 静岡市は駿府城の魅力アップにと、城跡を囲む延長約1・6キロの中堀の活用を検討。遊覧船を導入できないかと全国の先進例を調べる中、松江で人気と知り同公社に相談した。ちょうど10人乗りから12人乗りの船へ更新中の同公社が2隻の寄贈を決めた。堀川では低い橋の下をくぐるため屋根が可動式で、同じく橋の下を通る中堀に適していた。

 松江市の造船所で船体を改修し、屋根に葵の御紋をあしらった。費用は静岡市側が負担する。同市は来年度中の運航開始を目指し、11月1日に駿府城公園で贈呈の式典を開催。同日から4日までの期間限定で試験的に運航する。市観光・国際交流課は「松江の助言も受けながら、駿府城のにぎわいづくりに生かしたい」と意気込んでいる。

 松江藩は、家康の孫、松平直政(1601〜66年)以来、松平家が10代にわたって藩主を務めた。松平家は徳川家同様に葵の御紋を家紋とするなど松江、静岡両市には歴史的な縁もある。

 県内では昨年3月、出雲空港(出雲市)に静岡線が就航。片道約70分で結ばれ往来しやすくなっている。同公社の乙部明宏専務理事は「地域間交流をさらに進め、堀川遊覧船のPRにもつなげたい」と期待する。(口元惇矢)

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