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知ってる?松江城 国宝天守の見どころ <上> 城下町一望の高さ30メートル/しゃちほこは現存最大(2015年5月17日掲載)

2020/9/24 16:43
最上階の屋根に飾られたしゃちほこ。全国の現存天守の中で最も大きい

最上階の屋根に飾られたしゃちほこ。全国の現存天守の中で最も大きい

 国宝に指定される見通しとなった松江城天守(松江市)は、1611(慶長16)年に完成した近世城郭の最盛期を代表する建築だ。取り壊されずに大切に保存されてきた天守のあちこちで、当時のさまざまな工夫を知ることができる。松江歴史館(同市)の宍道正年専門官に見どころを教えてもらった。

 ■望楼型

 天守は、遠くを見ることができる物見櫓(やぐら)の「望楼」が、最上部に乗っている形の望楼型。その後、各地で造られた下から上までほぼ一体的な形の層塔型とは異なっている。全国に現存する12天守のうち、織田信長が造った安土城の形式を引き継いでいるのは松江城だけ。高さ30メートルにもなる5階の最上階からは360度展望でき、城下町や宍道湖が一望できる。

 ■装飾

 屋根に施された装飾を破風(はふ)といい、松江城は遠くから見ると、千鳥が羽を広げた形のよう。千鳥破風と呼ばれる。最上階の屋根に飾られているしゃちほこは、木製の本体に銅板が張られている。現存の天守では最大で高さは2・08メートルある。

 ■寄木柱

 天守を支える柱にも工夫が見られる。真ん中の芯になる本柱の周囲に板をかぶせ、その上を金具で打ち付けたり、鉄の輪で巻いたりして、強度を増した。

 築城を始めた当時、全国でも築城が相次ぎ、柱となる大木が足りなかったためとみられる。1階から4階までに135本ある。(川井直哉)



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  • 板をかぶせて太くし、強度を増した寄木柱

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