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知ってる?松江城 国宝天守の見どころ <下> 実戦に備え石落とし/秀吉好みの力強い黒塗り板(2015年5月18日掲載)

2020/9/24 17:01
扉が頑丈な鉄板張りとなっている附櫓

扉が頑丈な鉄板張りとなっている附櫓

 ■防御

 松江城の築城は関ケ原の戦い(1600年)から間もない時期だったため、実戦向けの設計や仕掛けが随所に見られる。天守入り口にある「附櫓(つけやぐら)」の扉は頑丈な鉄板張り。附櫓や各階の窓は「武者格子」の様式。ひし形の柱を並べた形で、内側からの視界は広く、外側からは見えにくい構造になっている。

 天守2階の四隅などには、床面の隅から石を落として敵の侵入を防ぐ「石落とし」がある。内部に侵入された場合も想定して、各階の階段は取り外し式で、すぐに引き上げられるようになっている。地下には籠城に備え井戸もある。

 ■黒板張り

 天守が全体的に黒く見えるのは、柿渋を混ぜた墨塗りの板を土壁の上に張っているため。黒い板張りの天守は、築城した堀尾氏が仕えた豊臣秀吉の好みだったといわれる。白いしっくいで覆われた姫路城(兵庫県姫路市)とは異なるシックな質感で力強さが感じられる。(川井直哉)




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  • 万一の際には、すぐに取り外しができるようになっている階段

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