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クマ生息域、南東に拡大 広島県内、目撃や初捕獲相次ぐ

2020/9/24
東広島市河内町の椋梨川で目撃されたクマ=6月20日(市農林水産課提供)

東広島市河内町の椋梨川で目撃されたクマ=6月20日(市農林水産課提供)

 広島県内でツキノワグマの生息域が拡大傾向を見せている。自治体の把握する限りで昨年まで捕獲例がなかった東広島市と府中市で今年、箱わなにかかる個体が出た。東広島市では目撃件数も急増し、対処として本年度、追い払いなどをする県のクマレンジャーに猟師57人を登録した。一方でツキノワグマは県が保護計画を定めている動物でもあり、専門家は長期的な視点での対策を求めている。

 「家の中まで入ってくるんじゃないかと怖かった」と声を震わせるのは、東広島市豊栄町能良の農業元村忠頼さん(88)。8月23日、自宅の庭にクマがいるのを3、4メートルの近さで目撃。クマは元村さんに気付くと逃げたという。翌日、町猟友会などの調査で足跡が確認された。

 県自然環境課によると、県内でのツキノワグマの繁殖エリアは西中国山地から県北部にかけてで、広島、大竹、廿日市、三次、安芸高田、庄原市と安芸太田、北広島町の8市町。それが近年、東広島、尾道、府中市や世羅、神石高原町でも目撃情報が相次ぎ、南東への広がりがうかがえる。
(ここまで 441文字/記事全文 1382文字)

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