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松江城天守を国宝指定(2015年7月9日掲載)

2020/9/25 19:27
国宝に正式指定された松江城天守

国宝に正式指定された松江城天守

 国の文化審議会が国宝に指定するよう答申していた松江城天守(松江市)が8日、官報告示され、正式に国宝となった。現存する近世城郭天守の国宝指定は63年ぶりで全国5例目、中国地方では初めて。

 松江城天守は4重5階、地下1階の構造で高さ約30メートル。天守の創建時に作られたとされる祈とう札が2012年に松江城内で発見されたことで、1611年完成と確定。文化審議会は、近世城郭の最盛期を代表する建築として高く評価した。

 松江城天守は1935年の旧国宝保存法で国宝に指定されたが、50年の文化財保護法では国重要文化財となった。市では官民一体となって国宝指定を求める運動を続けていた。

 松江市の松浦正敬市長はこの日の会見で、松江城天守の世界文化遺産登録へ向け、検討を始める考えを明らかにした。国宝の松本城のある長野県松本市が今春、文化振興課に世界遺産推進担当を設けたことに触れ「世界遺産についての考え方を聞くところから始めたい」と語り、連携を進める考えを示した。(秋吉正哉、川井直哉)


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