地域ニュース

三次市教委、感染確認の校名公表へ 新型コロナ、誤情報の拡大防ぐ

2020/9/25
三次市役所

三次市役所

 三次市教委は、市立の小中学校で新型コロナウイルス感染者が確認された際、学校名を公表する方針を決めた。誤った情報が広まり、学校に問い合わせが殺到するのを抑えることで、臨時休校の準備や授業再開に向けた作業に集中できるようにする。

 市教委は、児童生徒や教職員の感染が確認された時点で、該当する学校の子どもを下校させ、同校を翌日から3日間の臨時休校とする。休校中に校内の消毒を終えて授業の再開を目指す。市立校は、21小学校と12中学校の計33校。校長会と協議して公表を確認した。

 同市では4月、通所介護施設などでクラスター(感染者集団)が発生。同業者への正確な感染状況の情報提供が遅れて不安が広まり、無関係の施設までもが感染拡大を恐れてサービスを休止や縮小する混乱を招いた。8月、市は福祉事業所との迅速な情報共有の在り方をまとめた。

 広島県内では、7、8月に広島市内の市立学校の児童生徒や部活動指導員の感染が発覚した際、同市は校名を発表していない。県も県立学校を公表していない。一方、福山市は8月、夏休み中に児童の感染が確認され、夏休み前から感染していた可能性もあったことなどを考慮し、校名を明らかにした。同市教委は「公表するかどうかは、その時の状況による」としている。

 県北の他の2市は、原則、公表しない方針。三次市教委の甲斐和彦教育次長は「非公表にすると、うわさも広がり、学校を特定しようとする問い合わせに追われる。公表することで、感染拡大の防止に努め、再び安心して通える態勢を整えやすくなる」と話す。また、誹謗(ひぼう)中傷への対応も「しっかり考える」としている。(小山顕) 

【関連記事】

母と弟発熱、そして私も… コロナ感染、中国地方50代女性の体験

修学旅行、まず感染回避 広島県内小中、コロナ禍で行き先変更や日帰り

広島市で8人感染 スーパー銭湯でクラスター 大衆演劇の劇団員ら

最期の日々に会えず悲痛 コロナ感染防止、病院で家族の面会制限

大学授業、広がる「格差」 対面とオンライン、都内進学の学生から嘆き

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧