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呉のクラスター、市長が予防策徹底呼び掛け 厚労省対策班を28日に受け入れ

2020/9/27 21:24
呉市役所

呉市役所

 呉市内で初の新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生を受け、新原芳明市長は27日、市役所で記者会見し、感染確認の経緯を説明するとともに、あらためて感染予防策の徹底を呼び掛けた。28日に厚生労働省のクラスター対策班の2人を受け入れ、態勢を強化するとした。

 24日に感染が分かった50代自営業男性の濃厚接触者から感染者が相次いで見つかり、うち5人以上が同一の飲食店を利用していたことから、市はクラスターに当たると判断した。

 市によると、この飲食店は来店者の住所や連絡先を把握しており、不特定多数が利用する形態ではないという。男性は発熱などがあった18日以降に複数の他店も訪れており、市が接触者の調査を進めている。

 新原市長は「体調が悪い場合は無理をせず、速やかにかかりつけ医などに相談してほしい」と強調し、マスク着用など基本的な感染予防策の徹底や、検温計を置くなど店舗側の努力も呼び掛けた。「調査の妨げになる感染者や医療関係者への詮索、誹謗(ひぼう)中傷はしないで」とも訴えた。

 厚労省のクラスター対策班は感染症の専門家たちで構成し、クラスターが発生した状況の分析や接触者の追跡調査に当たる。市は、26日に受け入れた広島県の保健師ら4人と合わせ、感染拡大防止へ態勢を強化する。

 会見には市教委の寺本有伸教育長が同席。26日に白岳小の児童1人の感染が確認されたのを受け、小中高全ての市立校の校長に感染防止策の徹底をあらためて周知したと説明した。(杉原和磨) 

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