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ポポロ、収益確保へ模索 クラシック10月再開、ポップスは未定

2020/9/27 22:59
ポップス公演の再開が見通せず、収益確保が課題となっているポポロ

ポップス公演の再開が見通せず、収益確保が課題となっているポポロ

 三原市芸術文化センターポポロは、国が新型コロナウイルス対策に伴うイベントの人数制限を緩和したのに伴い、10月からホールでのクラシック公演を再開する。ただ、歓声などが想定されるポップス公演は人数制限が続き、再開を見通せない。収益が落ち込む中、同館はホールを活用した新たな取り組みを模索している。

 ことし4〜9月、ホールで開催できた集客イベントは落語の1回だけ。谷村新司、小柳ゆきなど人気歌手の公演は延期された。10月からは、クラシック公演の一部を予定通り開く。

 一方で、ポップス公演は依然、延期や中止が相次いでいる。入場者を定員の50%以内とする制限が当面続く中、赤字を避けるために全国ツアー自体を見合わせるケースも多いためだ。

 ポポロを指定管理する市出資のみはら文化芸術財団によると、アマチュアの演奏会や会議利用も激減。ホール利用料を中心とするポポロの収入は、通年ベースで約7割減と見込む。吉原和喜事務局長は「来年度のポップス公演の日程も決まっておらず、引き続き厳しい状況」と頭を抱える。

 そんな中、同館は新しい企画にも力を入れる。ホールにある最高級ピアノを時間貸しするサービスは今月上旬の開始以降、16組が利用した。一部のクラシック公演をインターネットでライブ配信する試みも検討している。

 財団は赤字が続くと解散に追い込まれるため、市は資金面でも支える方針。開会中の市議会定例会に提案した2020年度一般会計補正予算案には、4〜7月の収入減を踏まえて1千万円の支援費を盛り込んだ。(馬場洋太) 


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