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不昧公像、茶の湯に親しみ 松江で除幕(2020年9月22日掲載)

2020/9/28 20:05
不昧公像を囲んで談笑する左から長岡氏、藤岡館長、古瀬会長

不昧公像を囲んで談笑する左から長岡氏、藤岡館長、古瀬会長

 松江藩主で大名茶人の松平治郷(はるさと)(号・不昧(ふまい))を顕彰する「不昧公像」が、松江市殿町の松江歴史館にお目見えした。ゆかりの窯による陶製座像で、不昧が広めた茶の湯文化の象徴として発信力を強める。2018年の没後200年記念事業の一環で、市や経済界、茶道関係者でつくる制作委員会が寄付を募った。

 像は高さ80センチ、幅50センチ、奥行き48センチの晩年の姿で、登り窯特有の艶が威厳を醸し、優しい笑みを浮かべている。藩の御用窯で、一時中断していた製造を不昧が再興させた「楽山焼」の12代長岡住右衛門空郷氏が作陶。市民や県内外の企業から制作費を募り、730万円かけて完成させた。

 18日にあった除幕式は、設置を提案した藤岡大拙館長たち22人が出席。地元の茶道団体「不昧流大円会」がたてた茶をお供えした。制作委員会の古瀬誠会長は「親しみやすい立派な像。松江に根付く茶の湯文化の発信拠点として意義がある」と喜んだ。

 新型コロナウイルスの影響で延期していた除幕式は当初、不昧の命日で、市が「茶の湯の日」と定めた4月24日に開く予定だった。(三宅瞳)


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