地域ニュース

接触者追跡調査を強化 呉市、クラスター発生受け

2020/9/28

 呉市内で新型コロナウイルスの感染者が急増している。27日までの3日間で30人の感染が判明し、市内の飲食店ではクラスター(感染者集団)が発生。感染者には市内の介護老人保健施設の利用者や小学校の児童が含まれている。市は28日、国からクラスター対策班を受け入れ、検査態勢を強化した。早期に感染者を発見して拡大を抑えたい考えだ。

 市は28日、新型コロナ対策の会議を市役所で開いた。福祉保健部は、この30人のうち4人が、市内の老健施設1カ所の関係者と説明した。100歳代、80代の入所者2人と、40、30代の職員2人。全利用者と全職員、計約220人をPCR検査する。「高齢者は重症化しやすいリスクがある。対応を急ぐ」としている。

 市教委によると、当面30日まで臨時休校にしている白岳小で感染が判明した児童1人の濃厚接触者、接触者は計約150人に上るという。30日に校内を消毒し、検査結果の状況をみて再開を検討するとした。寺本有伸教育長は「関係者に差別があってはならない。学校で指導していく」と強調した。

 市によると、クラスターが発生した市内の飲食店は18、19日に7人が順次利用し、その中に、老健施設の職員2人や、24日に感染が判明した市内の50代の自営業男性が含まれている。この男性は、25〜27日に感染が判明した30人のうちの、少なくとも16人の関係者に当たる。

 呉市は28日、厚生労働省のクラスター対策班の2人を受け入れた。広島県の保健師たち4人も加わっており、接触者の追跡調査や検査態勢を強化している。新原芳明市長は「感染者の急増を深刻に受け止めている。感染拡大の防止に尽くす」と話している。(東谷和平) 

【関連記事】

呉市15人、江田島市1人感染 広島県、28日の新型コロナ 呉の2小学校と認定こども園休業

呉市がPCR検査装置導入、28日から運用 感染者移送車も

呉市、さらに14人感染 新型コロナ、飲食店クラスター 広島県内、27日は16人感染

【グラフ】中国地方の新型コロナウイルス感染確認者数


この記事の写真

  • 感染者が急増する中、対策を協議した呉市の会議

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧