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【バスケットボール】いざB1開幕 広島ドラゴンフライズ<上>2年目の進化 堀田体制継続、戦術磨く

2020/9/28 22:41
守備の強度アップと連係の向上を意識する田中(左端)とトレイラー(右端)ら広島の選手(撮影・川村奈菜)

守備の強度アップと連係の向上を意識する田中(左端)とトレイラー(右端)ら広島の選手(撮影・川村奈菜)

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)広島は10月3日、B1に初挑戦するシーズンが開幕する。昨季から指揮を執る堀田監督の下、戦術を深めてきた。未体験の舞台で鍵を握るのは何かを探る。

 「下克上」―。浦伸嘉社長は、今季B1に挑む構図をそう表す。B1昇格したクラブは大型補強に乗り出すケースもある中、広島は昨季の主力が中心。堀田監督が継続して指揮を執り、B2時代のチームの色を変えない。戦術や連係を磨いてプレーオフ進出を狙う。

 選手の入れ替えは、わずか3選手。昨季をベースに積み上げるのがスタート地点となる。クラブ生え抜きの田中は「選手の入れ替えは少なく、チーム守備など昨季うまくいかなかったことは分かっている」と修正ポイントははっきりしていた。7月末のチーム始動から、守備の強度アップと速攻に集中して取り組んだ。

 目指すのは、相手を嫌がらせること。B2の昨季は、広島のやりたいことを突き詰めればよかった。個の力で相手を上回れたからだ。しかし、B1では下回るケースも出てくる。田方コーチは「つくるのに時間がかかる攻撃面は、すでに形がある。今季は自分たちのプレーは5割、相手の良さを消すのが5割」とイメージ。40分間通して相手の司令塔への徹底マークや、相手守備が構える前に攻め切る意識を植え付けた。

 B1では珍しく、外国人3選手を全員残留させたこともプラスとなった。新型コロナウイルスの影響で、他クラブでは新外国人が開幕に間に合わないケースが多い中、9月上旬には全選手がそろった。外国籍選手が3人ベンチ入り(同時出場は2人)できるようルール変更があったことで、ケネディの出番が増える見込み。昨季B2の平均得点、3点シュート成功率でトップだった広島の得点力は、さらに厚みが出そうだ。

 昇格1年目のクラブにとって、現実は厳しい。過去3年、B2から昇格した延べ5チームの勝率は、1〜2割台にとどまる。堀田監督は「選手の質はB1でも十分戦えるものがある。あとは私がどれだけ力を発揮させることができるか」。狙いを持って準備してきた自信を胸に、開幕を待つ。(矢野匡洋)

B1開幕特集 ドラゴンフライズ

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