地域ニュース
三次市吉舎、シカ対策実る ヒガンバナ復活の兆し
シカの食害と思われる影響で、昨年はヒガンバナがほとんど開花しなかった三次市吉舎町辻地区の群生地で、今年はかつての5割ほどの数の花が咲きそうだ。シカの侵入を防ぐネットと金網で群生地を囲ったことが奏功し、地元の農家は「復活の兆し」と、胸をなで下ろしている。
約15アールの群生地「彼岸花の里」は、地元の住民グループ辻ハ組営農集団(7戸)が25年ほど前から草刈りなどの世話を続け、年間約3千人が訪れる名所として知られてきた。2017年春に群生地で草を食べるシカが初めて目撃されて以降、シカの出没が相次ぎ、同年と19年はほぼ花を付けなかった。18年は4割ほどだった。
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