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広島県産の養殖カキ、水揚げ解禁 「昨季より身の入り良好」

2020/10/1 16:23
引き揚げたカキ付きのワイヤを切断する作業員(1日午前6時29分)

引き揚げたカキ付きのワイヤを切断する作業員(1日午前6時29分)

 全国一の生産量を誇る、広島県産の養殖カキの水揚げが1日、解禁された。廿日市市のカキ業者は早朝から瀬戸内海に繰り出して早速、収穫に取り掛かった。今季の同県産カキの成育はおおむね順調で、水揚げは5月末ごろまで続く。

 世界遺産の島・宮島の対岸にある島田水産(同市)はこの日、午前6時に船を出した。沖合のいかだに到着した作業員たち5人は船上のクレーンで海中からワイヤを引き揚げると、カキが朝日を浴びてきらきらと輝いていた。

 同社は「ことしは水温の冷え込みが早く、昨季より身の入りがいい」とする。初日は約200キロを収穫し、カキ打ちの作業場に運び込んだ。

 県漁業協同組合連合会(広島市西区)によると、県内の今季の養殖場は台風などの影響が少なく、成育状況はいいという。

 ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、県内外の飲食店での需要低迷が懸念される。また、外国人技能実習生が来日できないことで人員不足に悩む養殖業者も出ている。平年の県内の出荷量は2万トンで、県水産課は今季は最大2万トンと見込む。(木下順平) 

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