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呉のコロナ感染、60人以上がクラスターに由来か 飲食店と老健施設、市は検査体制強化

2020/10/1

 新型コロナウイルスの感染確認が相次いでいる呉市では、9月30日までに市内の飲食店と介護老人保健施設の計2カ所でクラスター(感染者集団)が発生した。両方に関係する2人を含め、クラスターの直接の関係者は同日時点で計17人。市は、これまで感染を確認した市内の79人のうち、2カ所のクラスターに由来する何らかの関係者は60人以上に上るとみている。

 ■飲食店

 飲食店は9月18、19日に7人が順次利用し、このうち、50代の自営業男性の感染が24日に判明した。残る6人も男性の濃厚接触者や関係者として検査を受け、相次いで陽性が確認された。発熱などの症状がありながら複数の店を訪れた人もいる。26日には、7人のうちの1人の関係者として検査を受けた児童の感染が分かった。市は、27日に市内初のクラスターが発生したと発表した。

 ■老健施設

 飲食店を利用した7人のうち2人は、老健施設に勤務する職員だった。施設ではその後、計12人の感染が判明している。内訳は、市外在住者2人を含む職員6人、入所者6人。入所者は70代から100歳代で、重症者はいないという。市は30日までに、職員と利用者の全約220人の検査をほぼ終えた。同施設は入所以外のサービスを休止している。

 ■教育現場

 教育現場では、小学校3校と認定こども園1園に通う児童・園児の計5人の感染が判明した。いずれも当面10月2日まで、臨時休校・休園としている。市は小学校やこども園の消毒の作業を進め、再開は関係者の検査の結果を見て判断する。市教委は、いじめや中傷につながることがないよう各校に指導の強化を求めている。

 ■呉市の対応

 市は、国のクラスター対策班2人と広島県の保健師たち4人の計6人を受け入れ、検査体制を強化した。県や民間に検査を委託しているほか、市内の市環境試験センターに整備したPCR検査の装置も稼働させている。感染判明が急増した9月25日以降の検査数は905件に上る(30日現在)。新原芳明市長は「クラスター対策班の指導に基づいて対応を進め、関係者の心のケアにも努めたい」と話している。(杉原和磨、三浦充博、東谷和平) 

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