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【バスケットボール】選手さろん 広島ドラゴンフライズ・朝山正悟(39)

2020/10/8 8:23
朝山正悟

朝山正悟

 ▽クワガタ捕り 息子より熱中

 ―3日のリーグ開幕戦前後は、コート外での活動も忙しそうでしたね。

 イベント、テレビ、ラジオに出演させてもらった。クラブのユーチューブのライブにも出て、CM撮影、広島市長表敬訪問、スポンサー様へのあいさつ…。開幕に向けた密着番組もやってもらった。午前中にそういう活動をこなして、午後から練習した。

 ―開幕前後の大事な時期でしたが、コンディション調整が難しくありませんか。

 正直、体がしんどい時もある。コンディションのことだけを考えると大変。ただ、それで皆さんが僕たちを応援してくれる気持ちが高まるのなら、僕に返ってくる力の方が大きい。今はそれが、選手を続けるモチベーションになっている。

 ―テレビ局の企画では、クワガタを捕りに山に入ったそうですね。

 僕の趣味でもある。息子2人なので、最初は付き合う形だったが、僕の方がはまった。小さい頃に好きだったのが、熱い思いになってあふれた。撮影も息子と一緒に行った。温泉やサウナも好きなんだけど、子どもと過ごす時間もリフレッシュになる。

 ―お子さんの記憶に残るまで選手を続けているのは、父として鼻が高いのではないですか。

 子どもが生まれた時、しっかり記憶に残るまで続けたいと思った。かなった時はうれしかった。ただ長男が小学5年、次男が2年になった今では、そうでもなくなった。子どもが自分の夢を追う時期になった。特に長男は世の中のことが分かり始め、自分で目標を設定する頃。そうなると、「朝山の息子」ということが引っかかる時がある。バスケをしているので、なおさらのこと。

 ―息子さんにバスケの指導することはありますか。

 全くない。息子もどこか恥ずかしいみたいで、僕が伝えることを受け止められない。コーチやチームメートに言われることには素直に一生懸命になっている。ただ、僕が褒めるとすごく喜ぶ。認められた感覚があるみたい。そういう反応は新しい発見で、若いチームメートに声を掛ける上でプラスになった。

 ―6月で39歳になりました。成績は年々上がっており、まだまだプレーできそうです。

 今は、逃げ出さずにやれるところまでやりたいと思っている。きれい事を言うつもりはないが、いろいろ考えたこともあった。1チーム12人しかいない中の1席に、自分が座っている。若い選手の芽をつぶしているのかなと。

 ただ、自分にしかできないことがあって、この年齢だからこそ元気を与えられる人もいると思う。その人たちのことを見つめて良いはずだと考えを整理できた。やれるところまではやる。突っ走っていきたい。(聞き手は矢野匡洋)

 あさやま・しょうご 1981年6月1日生まれ。192センチ、88キロ。横浜市出身。シューティングガード兼スモールフォワード。東京・世田谷学園高、早大を経て2004年に旧スーパーリーグの日立(現SR渋谷)入り。オーエスジー(現三遠)などでプレーし、15年から広島に在籍。17年にBリーグ初の選手兼監督を務めた。昨季はB2で日本人トップの1試合平均13・3得点を挙げた。

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