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徳川吉宗が命じた古地図、福山の博物館に 地元出身の守屋さん1350点寄贈、国内最大級コレクション

2020/10/15 0:09
享保の日本図(広島県立歴史博物館提供)

享保の日本図(広島県立歴史博物館提供)

 福山市西町の広島県立歴史博物館は、同市出身で元メリルリンチ日本証券会長の守屋寿さん(79)=東京都=から古地図など1350点の寄贈を受けた。国内最大級の古地図コレクションを所有する博物館になる。来年度から常設スペースをつくる予定。

 同館によると、寄贈を受けたのは、守屋さんが35年かけ収集した国内外の古地図や絵図。江戸時代に8代将軍徳川吉宗が命じ、日本で初めて全国的な測量を基に作られた日本地図の原図「享保の日本図」や、室町時代に書かれた最古級の日本地図とされる「日本扶桑国之図」が含まれる。印刷物として初期段階の世界地図、江戸前期に長崎で日本人と中国人が暮らす様子が描かれた絵図などもある。

 守屋さんが今年6月、友人を通じ同館に寄贈を申し出た。1226点は現在寄託しており、124点を追加し寄贈した。

 同館は14日の記者会見で、守屋さんの談話などを紹介。守屋さんは「16世紀前半〜19世紀前半の古地図や関連資料を網羅したつもり。資料に隠れた歴史を楽しんでほしい」とする。

 同館は11月20日〜12月6日、寄贈を記念し企画展を開く。地頭所(じとうしょ)久美子館長は「若い人たちのためにも役立ててほしいという守屋さんの気持ちを大切にしながら保存、活用を進めたい」と話した。(門戸隆彦)


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  • 日本扶桑国之図(広島県立歴史博物館提供)

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