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旅するチョウ、周防大島の花畑に舞う 山口

2020/10/15 18:06
フジバカマの蜜を吸うアサギマダラ

フジバカマの蜜を吸うアサギマダラ

 旅するチョウとして知られるアサギマダラが、山口県周防大島町外入のフジバカマの花畑で優雅に舞い始めた。管理する住民グループ「花の咲く夕日の里づくりの会」は飛来を促そうと、花畑を昨年の2倍に拡大。絶好の観察スポットとして大勢の見物客が訪れている。

 アサギマダラはタテハチョウ科で黒や茶色の縁取りに淡い水色の羽を持つ。羽を広げると約10センチ。秋に本州から九州や沖縄、台湾などに南下する。今年の飛来は、昨年より3日遅い10日から。現在は数百匹が、蜜を求めてピンクの花を行き交う。11月上旬まで見られそうだという。

 同会は5年ほど前からフジバカマを栽培。2千キロ以上移動するというアサギマダラの飛来地として地域おこしに取り組むが、当初の花畑は病気のまん延で壊滅するなど苦労も多い。一昨年からは、木村庄吉会長(77)の知人山本友一さん(73)、潤子さん(70)夫妻が光市からほぼ毎日通い、棚田跡を整備。丹精込めた花畑は約2アールに広がり、花も1千本まで増えた。

 「1年かけて育てた花畑にチョウが来て、みんなが喜んでくれるとうれしい」と友一さん。木村会長は「今年は遅れた分、飛来の喜びが大きい。多いときには乱舞するので見に来てほしい」と呼び掛ける。木村会長、電話090(7135)1458。(余村泰樹)

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  • 丹精込めて育てた花畑を見やる山本さん夫妻

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