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庄原の休暇村吾妻山ロッジ、21年3月末で営業終了

2020/10/17

来年3月末で営業を終了する休暇村吾妻山ロッジ(庄原市比和町)

 休暇村協会(東京)は16日、庄原市比和町の休暇村吾妻山ロッジの営業を来年3月末で終了すると発表した。新型コロナウイルスの影響などで集客が低迷し、経営の継続が困難と判断した。冬季休館に入る11月15日に実質的に閉館する。

 協会によると、2019年度、宿泊者数は団体利用の減少などを背景に4582人とピークの1994年度の約半分に落ち込み、1900万円の赤字を計上した。80年の開館以来、赤字は毎年度続き、ここ5年は1500万〜2千万円の規模だったという。

 新型コロナの影響を受けた本年度は4〜8月の宿泊者が1798人と、前年同期の約6割に減少。コロナ収束と観光需要の回復が見通せず、人件費と施設の維持費がかさむことから、運営の継続を断念した。

 施設は標高1239メートルの吾妻山山頂近くにあり、土地は広島県が所有。17室のホテルのほかレストラン、大浴場などを備え、軽登山やトレッキングの拠点として親しまれている。協会は所有する建物について今後、県などと協議。「譲渡先が見つからなければ撤去もあり得る」としている。14人の従業員は、同協会が運営する他施設への異動も含めて話し合うという。

 吾妻山のある比婆山連峰の観光施設では、スキー場・観光宿泊施設「広島県立県民の森」(同市西城町)の指定管理者で市の第三セクター「比婆の森」が7月31日、広島地裁三次支部に自己破産を申請。8月以降は宿泊棟(23室)を含む施設が休止し、再開のめどは立っていない。(小島正和) 

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