性的虐待、実父を提訴 広島の40代女性「幼少―中学時に被害」
2020/10/17 0:22
幼少期から中学生の頃まで性的虐待を受け、今もフラッシュバックなどの後遺症に悩まされているとして、広島市の40代会社員女性が70代の父親に対し、1100万円の損害賠償を求め、広島地裁に提訴した。第1回口頭弁論が16日にあり、被告側は一部否認し、請求棄却を求めた。
訴状などによると、原告女性は保育園児の頃からわいせつな行為を強要され続けた。女性が抵抗し、中学2年の時に行為は終わったが「長期間、実の父から姦淫され続けた原告の肉体的、精神的苦痛は、計り知れない」と訴えている。
被告側は答弁書で、性交や体を触るなどのわいせつ行為をしたことは認めたが、女性側が「週3、4回程度」とした頻度など一部を否認。行為が終わった時期は「小学4、5年の頃」と主張し「行為から20〜30年を経過して心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの後遺症が発現することは医学的にあり得ない」とした。
さらに、不法行為から20年経過すると賠償請求権が消えるという民法の「除斥期間」を理由に「損害賠償請求権は消滅している」と主張。一方、女性側は「(20代で)独立して実家を出る時期まで、訴訟提起は事実上不可能だった」としている。
【関連記事】
6日午後4時40分ごろ、「呉市の倉橋島から出航したプレジャーボートが帰ってこない」と、乗っていた男性2人の知人から118番があった。呉海上保安部などが行方を捜したところ、同6時10分ごろ、呉市の鹿島...
2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件に端を発した参院広島選挙区の再選挙は、8日で告示まで1カ月となる。投開票は4月25日。公選法違反罪で当選無効になった河井案里元参院議員が所属してい...
競馬関係者らの月々の収入は、新型コロナウイルス禍の前から担当する馬の「強さ」や「運」によって浮き沈みがあった。そこに目を付けた大阪市の男性税理士。申請時に新型コロナの影響を証明する必要もなく、1億8...
日本中央競馬会(JRA)は6日、騎手13人や調教師、調教助手など計165人が新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を受給し、うち163人の計約1億8700万円分が不適切だったとして、返還済みか手続...
岡山県では6日、9人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。岡山市が8人、井原市が1人。