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中国山地営み、100年先へ刻む 島根「編集舎」が年刊誌

2020/10/17 22:57
創刊号の「みんなでつくる中国山地2020」

創刊号の「みんなでつくる中国山地2020」

 島根県在住の研究者やジャーナリストたちが発起人の「中国山地編集舎」は17日、中国山地の営みを記録する年刊誌「みんなでつくる中国山地」を創刊した。暮らし、地元住民や移住者による地域ビジネス、人々のつながりや、その思いを取り上げる。過疎の論考を交え、「持続可能な社会」への転換も提言していく。

 創刊号は「地元から、世界を創り直す!」をテーマにした。ルポ「1000キロの旅」では、NPO法人による移動販売で知られる山口市阿東地区を出発地に、山口県阿武町、岡山県西粟倉村、鳥取県智頭町など、地域資源を生かす試みが盛んな地域を相次ぎ紹介。庄原市東城町の書店「ウィー東城店」は要望を踏まえて日用品や特産品もそろえ、面白い人々が集う場と伝えている。

 毎年7月に発行し、100年続ける構想。編集舎事務局長の森田一平さん(52)は「中国山地に暮らすみんなで、見たこと感じたことを記録する。価値を捉え直したい」と話す。会費を納める会員を募り、今月31日に「百年会議」を設立。学び合いの講座や現地視察、データベースづくりなどのプロジェクトも進める。

 税込み2640円で、B5判、168ページ。事務局Tel090(2006)9115=平日午前10時〜午後5時。(高橋清子)

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