地域ニュース

もののけの町応援団<5>紙芝居作家 行政豊彦さん(61)(2020年1月14日掲載)

2020/10/18 10:07
紙芝居を始める前に、ツアー客に三次町の歴史を紹介する行政さん(2019年11月19日)

紙芝居を始める前に、ツアー客に三次町の歴史を紹介する行政さん(2019年11月19日)

 ▽江戸時代の空気伝える
 
 「紙芝居が始まるよっ」。江戸時代に三次町奉行を務めた頼杏坪(らいきょうへい)の役宅「運甓居(うんぺききょ)」(三次市三次町)に、行政豊彦さん(61)=同市十日市西=の明るい声が響く。妖怪博物館(三次町)を見学するバスツアー客を相手に、自作の紙芝居を披露する。三次に伝わる江戸時代の妖怪伝説「稲生物怪(いのうもののけ)録」の世界に人々を誘う。

 紙芝居は「タマのモノノケ物語」。足を生やしてカニのように動き回る漬物石や、人の頭を割ってはい出す赤ん坊…。数々の怪異に出くわしながら動揺することなく耐えた物怪録の主人公、稲生平太郎の勇気を老猫が語り継ぐ筋書きだ。「妖怪博物館の開館は三次を知ってもらう大きなチャンス」。2005年に自作した紙芝居を引っ張り出した。

 市職員として公民館や図書館に長く勤めた。地域の歴史や伝承、人々の営みを伝える紙芝居を数多く作り、住民を楽しませてきた。05年には「ひらさとひよこ」の筆名で手掛けた短編推理小説「三次もののけ殺人事件」が、文学賞で入賞したこともある。
(ここまで 457文字/記事全文 898文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

アーカイブの最新記事
一覧