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大山の頂上碑移設 鳥取、寄付で実現

2020/10/18
移設が完了した弥山山頂の大山頂上碑

移設が完了した弥山山頂の大山頂上碑

 中国地方最高峰の国立公園・大山(鳥取県大山町、1729メートル)の主峰の一つで、夏山登山道のゴールの弥山(みせん)山頂にある頂上碑の移設工事が完了した。山頂の崩壊による崩落の恐れが長年の懸念となっていたが、地元の官民でつくる「大山の頂上を保護する会」(会長・竹口大紀大山町長)が寄付を集め実現した。

 崩落が進む南壁の崖まで約30センチに迫っていた旧頂上碑の土台の石積みを解体し、約10メートル北に移設。幅120センチ、高さ60センチ、厚さ20センチの新たなコンクリート製の碑を据え、「大山頂上 1709M」と現在の標高に修正した銅板を付けた。

 かつての標高「1710・6M」を記した旧頂上碑は、2006年ごろに崩落の危険性が浮上。工事の資機材を運ぶヘリコプターの確保など多額の費用が課題となっていた。県による避難小屋や木道の改修と同時に実施することでヘリを安価に借りるめどがたち、19年6月に着工。今月14日に完成記念式典があった。事業費約850万円のうち約600万円を寄付で集めた。

 竹口会長は「登山者の目標で、記念撮影の場にもなっている大山のシンボルを、安全な場所に移すことができた。大山を愛する多くの方々の協力のおかげ」と感謝している。(小畑浩)

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