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広島市現代美術館、23年春まで休館 12月からの大規模改修でさらに1年延期

2020/10/19
大規模改修に伴う休館期間が延びる見通しとなった広島市現代美術館(南区)

大規模改修に伴う休館期間が延びる見通しとなった広島市現代美術館(南区)

 12月から大規模改修に入る広島市現代美術館(南区)の休館期間について、市は19日、2022年春までの1年半程度から約1年間延ばし、23年3月までとする見通しを示した。改修の設計段階で屋根の全面的な張り替えが必要と分かった。

 市によると、1989年5月の開館から31年がたち、当初は雨漏りしている屋根の一部だけを補修する予定だったが、今後も別の箇所で補修が必要になる可能性があるとして全面的に張り替える。

 このほかの改修では、エントランスの修復、ガラス張りの多目的スペースの新設、カフェの移転などがある。エレベーターを増設するなどバリアフリー化も進める。

 改修する箇所の優先順位を見直し、天井や内装の塗り替え箇所を減らすことで費用を抑え、本年度一般会計当初予算で設定した上限24億円の工事費は変わらないという。12月28日から休館して準備を進め、来年3月に着手する。

 休館中は、大型の工事車両が出入りするため、屋外にある巨大なブロンズ作品なども観賞できなくなる。代わりに、職員が地域に出向いて現代美術に親しむイベントの開催などを検討している。市文化振興課は「けっこう長く休むが、使いやすいよう改修して国内外から集客する中心施設にしたい」としている。

 美術館は、建築家の故黒川紀章氏の設計で地下2階、地上2階建て。19年度の利用者数は約14万1千人だった。(新山創)


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