地域ニュース

ネット業者供述調書<1>克行被告「流出したらまずいもの消したい」

2020/10/19 22:43

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた河井案里被告(47)=参院広島=の第21回公判が19日、東京地裁であった。検察側は、夫で元法相の克行被告(57)=衆院広島3区=からパソコンの「買収リスト」の削除を依頼されたインターネット業者の供述調書を朗読。克行被告がリストを消去して復元不可能にするよう求めた内容などを明らかにした。案里被告の陣営スタッフだった元石川県議の調書も読み上げた。

 【検察側が読み上げたインターネット業者の供述調書】

 インターネットとコンサルティングの業者の代表取締役として昨年11月ごろに克行先生から依頼されて、パソコンデータを復元不可能な状態に消去しました。私の経歴は大学を卒業後、衆院議員の秘書を務め、コンサルを経て、2015年から代表取締役をしています。インターネットやSNS(会員制交流サイト)のコンサル業務をしています。16年ごろから知人の選挙プランナーから紹介を受けて、克行先生と知り合いになりました。インターネットやSNS対策を業務にしています。克行先生にネガティブな書き込みがあれば、検索に表示しにくくする、逆にポジティブなことを表示しやすくして、イメージを良くする、そのような業務をしていました。17年秋の衆院選では、克行先生の依頼で選挙に通りやすくなるようなSNS上の工夫をしたり、対立候補のイメージを悪くしてネガティブな記事の工作をしたりしていました。参院選では案里さんのイメージを向上させるようなウェブサイト、SNS、ネガティブ記事の対策を講じていました。克行先生から(参院選広島選挙区に立候補した)溝手(顕正)先生のイメージを悪くするよう言われ、溝手先生のネガティブな記事を投稿していました。架空の人物を名乗り、ブログを書き込み、溝手先生や県連が案里さんをいじめるようなことをしていると、克行先生に確認して記事を投稿しました。私の独断で投稿しているのではなく、具体的な内容は克行先生に指示されていました。ブログの内容も指示を受けました。同じ参院選広島選挙区に立候補した森本(真治)先生をインターネットでイメージを悪くする記事を書くよう依頼はありませんでした。
(ここまで 904文字/記事全文 1693文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

アーカイブの最新記事
一覧