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尾道市長、新たな誘致に消極的「民間事業で立ち入れない」 尾道駅テナント撤退、隣接市有地でにぎわい協力

2020/10/20 7:58
尾道駅(奥)に隣接する「しまなみサクラ公園」

尾道駅(奥)に隣接する「しまなみサクラ公園」

 JR尾道駅(尾道市東御所町)のテナントが新型コロナウイルスに伴う収益悪化を理由に撤退する問題を巡り、平谷祐宏市長は19日の定例記者会見で、駅隣接の市有地を活用しにぎわいづくりに協力する考えを示した。新たなテナント誘致への関与は「民間の事業で立ち入れない」と述べ、消極的な姿勢を示した。

 同駅の東隣には市有地で全面芝生の「しまなみサクラ公園」(1287平方メートル)がある。平谷市長は、サイクリストの増加を念頭に、自転車の組み立て場や手荷物の預かり所などを同公園に設置する構想を、JR西日本側と協議してきたと説明。「財政的な問題はあるが、JR側から求めがあれば対応していく」と、引き続き検討する考えを示した。具体的な時期などは言及しなかった。

 昨年3月に建て替えられた尾道駅のテナント事業は常石グループのTLB(尾道市)が運営し、宿泊施設と飲食系の3店が入る。平谷市長は、来年2月末での撤退について「新型コロナウイルスの影響で収益が悪化したため、残念だがやむを得ない」と改めて強調。JR側からの相談はなかったとし、「仮に事前に話があっても対応は難しかった。駅舎内の事業は今後も基本的にタッチしない」とした。

 一方、TLB側からは、新型コロナ感染拡大前からテナント経営が苦しい旨を聞いていたとした。平谷市長は「利用客が街に向かう前に駅にとどまって消費してもらうことは課題。周辺のにぎわいづくりで協力していく」と述べた。(田中謙太郎) 

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