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気鋭の指導者、腰据え育成 高校野球秋季中国大会、私立3校が山口県代表独占

2020/10/22 20:55
秋季中国地区大会に向けてピッチングの指導をする桜ケ丘の前田監督(中)

秋季中国地区大会に向けてピッチングの指導をする桜ケ丘の前田監督(中)

 山口県内の高校野球で私立校が勢力を伸ばしている。23日開幕の秋季中国地区大会には桜ケ丘、下関国際、宇部鴻城が県代表に選ばれた。三つの出場枠を私学が独占するのは現行制度になってから初めて。気鋭の指導者の下、腰を据えたチームづくりが特徴。夏の大会も5年連続で私学が制し、かつて「公立王国」と言われた状況が様変わりしている。

 秋の県大会で32年ぶり3回目の優勝を飾った桜ケ丘。元NTT西日本硬式野球部監督で2017年に就任した前田克也監督(51)は「結果が出てほっとしている」と笑顔で話す。

 社会人野球時代に培ったネットワークで関西方面を中心にクラブチーム出身者を勧誘。「生徒集めが使命の一つだった。一生懸命に練習し、力を付けてくれた」と目を細める。新チーム約40人のうち9割は県外出身者。広島市の中広中出身の2年棚橋虎太朗主将(16)は「監督の熱意に心を打たれて桜ケ丘に決めた」と力を込める。

 県内では長い間、公立校がしのぎを削ってきた。夏の甲子園に県代表がそのまま出場できるようになった1975年以降、今夏の代替大会を含め46回の県大会のうち37回は公立校が頂点に立った。昭和後期から平成初めまでは宇部商が名をはせ、2000年代になると岩国や南陽工などが頭角を現した。
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