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三次で「寿」襲名公演 12月に日本舞踊家の花ノ本さん「父の故郷で感謝伝えたい」

2020/10/25 9:59
講演会で日本舞踊の魅力を話す花ノ本さん

講演会で日本舞踊の魅力を話す花ノ本さん

 ロックバンドとのコラボなど、活躍の場を広げる日本舞踊家花ノ本寿(ことぶき)さん(44)=東京都練馬区=の襲名披露公演が12月5日午後2時から、三次市三次町の市民ホールきりりである。同市生まれの父、花ノ本爽(そう)さん(81)から2年前に「寿」の名跡を継承し、同市の舞踊教室での指導も引き継いだ。2代目襲名後、初の三次公演となる。

 先代の長男として東京で生まれた花ノ本さんは、1981年に国立劇場(東京)で初舞台を踏んだ。20歳から花ノ本海(かい)として活動し、米国などでの海外公演のほか、ロックバンド「サカナクション」のミュージックビデオの振り付けも担当。2018年に2代目寿を襲名し、同劇場で襲名披露公演を行った。父が約40年前から三次町で開く舞踊教室では、5年ほど前から後進の指導に当たっている。

 三次公演を前に22日、同ホールで講演会を開いた花ノ本さんは、歌舞伎の振付師が江戸時代末期、大衆向けに始めた踊りの指導を起源とする日本舞踊の歴史を解説。舞い散る桜の花や、海岸に打ち寄せる波などの情景を扇子で表現し、日本舞踊の所作を披露した。

 三次市内の小中学校で日本舞踊の指導をした経験も紹介し、約30人に「お世話になった人が多くいる父の故郷で感謝の気持ちを伝えたい」と呼び掛けた。

 父の花ノ本爽さんは1939年に三次市で生まれ、三次高を中退して上京。日本舞踊家としての活動に加え、60年代を中心に映画、テレビドラマなどで活躍した。三次市での襲名披露公演では横田神楽団(安芸高田市美土里町)との共演もある。3800円。同ホールTel0824(62)2222。(石川昌義)

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