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福山で特殊詐欺5件、4700万円被害 9月以降、同じ人に次々金銭要求も
2020/10/27 9:59
福山市内で9月以降、有料サイトの利用料名目などの詐欺が5件確認され、被害額が計約4700万円に上っている。複数の職業を代わる代わる名乗り、被害者に次々と送金させるケースも目立つ。福山東署などは、金銭を要求する不審な連絡があれば一人で判断せず、周囲や警察に相談するよう呼び掛けている。
福山東署は9月4日、60代女性が現金と電子マネー計3425万円をだまし取られたと発表した。女性の携帯電話に「利用料金の確認が取れていない」などの内容のメールが届き、女性が連絡すると、男が「民事裁判を起こされている」などと送金するよう求めたという。女性は現金を宅配便で複数回送るなどした。
詐欺事件では1回でもお金を支払うと、警察官など別の職業を名乗って「家宅捜索をする」「ハッキング容疑がある」と金銭要求が続き、被害額が膨らむ傾向がある。「カードが偽造されている」と被害者を焦らせたり、「犯人を捕まえたら連絡するので内密に」と周囲に相談させないようにしたりするのも特徴だ。
金融機関などが水際で被害を防いだケースも。7月下旬、もみじ銀行福山東支店(明神町)に70代男性から口座に関する問い合わせがあった。男性は「登録したサイトで2億円が当選した」と説明。対応した同支店副調査役の小笠原知子さん(47)は「信じ込んでいる男性に聞き入れてもらえなかったので、すぐに警察に相談した」と振り返る。
福山東署は、署のフェイスブックで詐欺の事例を詳しく伝え、自治会向けにダウンロードできるポスターを製作するなど対策に努める。同署の藤本博臣刑事官は「電話でお金の話を持ちかけられたらまず疑い、周囲や警察に相談をしてほしい」と話している。(滝尾明日香、川村正治)
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