案里被告きょうにも保釈 東京高裁が地検の抗告棄却
2020/10/27 19:12
昨年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公選法違反罪に問われている河井案里被告(47)=参院広島=について、東京地裁は27日、保釈を認める決定をした。保釈保証金は1200万円で、同日に現金で納付された。案里被告の弁護人が16日に5回目の保釈請求をしていた。
東京地検は決定を不服として抗告したが、東京高裁は抗告を棄却した。裁判所側は、保釈しても逃走や証拠隠滅の恐れは少ないと判断したとみられる。案里被告は同日中に保釈される可能性がある。
案里被告は、夫で元法相の克行被告(57)=衆院広島3区=と共謀し、参院選前に地方議員5人に計170万円を渡したとして6月18日に克行被告と共に逮捕され、東京拘置所(東京都葛飾区)に勾留されている。
両被告は8月25日の初公判で無罪を主張。その後、弁護人を解任した克行被告の公判が中断した一方で、案里被告の審理が先行して進んでいる。予定されていた証人尋問は終わり、11月13、17、20日に被告人質問がある。その後は検察側の論告や弁護側の最終弁論を経て、年内にも結審する見通し。
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