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女性ボート選手清水さん、11月2日デビュー戦 柳井出身で初、「母への恩返し」胸に練習

2020/10/27
デビュー戦に向けて練習に励む清水さん

デビュー戦に向けて練習に励む清水さん

 柳井市柳井の清水愛海さん(20)が11月2日、同市出身では初の女性ボートレーサーとしてデビューする。母子家庭で育ち、危険でも高収入な職業で母親を助けたいと目指した。ボートレース徳山(周南市)での初陣は母親も観戦する予定。晴れ舞台に向け練習に励む。

 柳井市出身の現役プロ3人のうち高岡竜也選手(27)と知り合いでレーサーに興味を持っていた。岩国総合高3年だった3年前、初めてレースを観戦し、うなるエンジン音や時速80キロの疾走に魅了された。3姉妹を育ててくれた介護士の母親への恩返しになるとも考えた。

 4度目の入学試験で合格した福岡県の養成所では、男子も交えた同期生との競走で勝率、1着回数とも1位。もう一つトップをとったのは転覆・落水の回数だ。速度を落とさずカーブに飛び込む高速旋回に果敢に挑み、45回も水の中へ。「こつをつかみ始めてから結果につながってきた」と振り返る。9月に首席で修了した。

 プロになった喜びもつかの間、練習では先輩選手との技術力の差を痛感した。だが、高校時代にバスケットボール初心者ながら、経験者にもまれて成長できた体験から、「ボートも実戦の中で学ぶ。すぐ勝てるほどプロは甘くない」と気を引き締める。「将来は同期のライバルと優勝を競い合いたい」と静かな闘志を燃やしている。(堀晋也)


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