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疫病はらう奇祭「尾道ベッチャー祭り」今年も開催 11月1〜3日

2020/10/28
鬼神の面の状態を確かめる神社総代たち

鬼神の面の状態を確かめる神社総代たち

 江戸時代に疫病退散を願い始まったとされる尾道市の奇祭「尾道ベッチャー祭り」が、11月1〜3日に規模を縮小してある。新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれたが、「起源を考えても欠かしてはならない」と、3密を避けて鬼神の練り歩きもする。

 主催の吉備津彦神社(東土堂町)では1日に神事をし、2日はベッチャー太鼓を奉納。3日は同神社の青年部員がベタ、ソバ、ショーキーの3鬼神になり、市中心部を練り歩く。例年は無病息災にあやかり鬼神にたたかれようと、観客が群がる。今年はマスク着用や距離を取って見ることを、プラカードを掲げるなどして呼び掛ける。

 各種行事の中止が相次ぐなか、市民からは開催を望む声が上がっていた。同神社の鍜治川孝雄総代長(73)は「疫病を追い払う神事という本質に立ち返り、安易に中止はしないと決めた」と話す。例年は鬼神と一緒に巡るみこしは、今年は一部の場所での披露にとどめる。青年部の坂本勝己部長(46)は「声を出して盛り上がれないのは残念だが、期待に応えたい」と意気込む。(田中謙太郎) 

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鬼神に歓声 尾道ベッチャー祭り(2019年11月4日掲載)

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