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妖怪博物館オープン 三次市 絵巻物や木像(2019年4月27日掲載)

2020/10/28 20:18
稲生物怪録の絵巻に見入る入館者

稲生物怪録の絵巻に見入る入館者

 国内有数の妖怪コレクションを展示する妖怪博物館が26日、三次市三次町で開館した。市の整備、直営で、妖怪にテーマを絞った公立博物館は全国初。地元に残る妖怪伝説「稲生物怪(いのうもののけ)録」関連絵巻など、妖怪研究家の湯本豪一(こういち)さん(68)=東京都江戸川区=が市に寄贈した約5千点の資料を順次並べる。

 正式名称は、湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)。新たなにぎわいづくりの拠点として、隣接する交流棟などと合わせて市が約12億6500万円で整備した。

 「日本の妖怪」と「稲生物怪録」をテーマにした常設展では絵巻物や錦絵、根付けなどを展示し、企画展示コーナーでは妖怪の姿をかたどった木像など、計約160点を並べる。塗り絵をした妖怪が画面の中で動きだすスクリーンなどデジタル技術を活用した仕掛けも用意する。

 オープニングセレモニーでは、この日就任した福岡誠志市長が「三次地区の拠点施設として、にぎわいを呼ぶ観光交流の場にしたい」とあいさつ。くす玉を割って開館を祝った。交流棟では、ミュージシャンで俳優の泉谷しげるさん(70)によるトークショーやライブがあった。泉谷さんは5月6日まで滞在し、開館記念イベントに出演する。

 市は初年度、10万人の入場を見込む。初日の入館者数は534人だった。松原香織館長は「10連休の前日にしては、まずまず。多くの人に妖怪が楽しいと思ってもらえるよう努力したい」と話している。(佐々木裕介)

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