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核兵器禁止条約発効へ<下>老いる被爆者、願い切実 75年、歳月の重み影落とす

2020/10/28 23:31

原爆ドーム前でマイクを握る森滝さん=25日(撮影・宮原滋)

 核兵器禁止条約の発効に必要な批准国・地域が50に達したとの知らせが伝わった翌25日、広島市中区の原爆ドーム前に、被爆者や平和団体の関係者たちが集った。「核兵器廃絶への大きな一歩だ」「これからが大事だ」。喜びの言葉が発せられる一方、今後も続く核兵器廃絶までの険しい道のりと、これまでに要した75年という時間の重みが影を落としていた。

 長年にわたり被爆地の「顔」を担ってきた県被団協の坪井直理事長(95)の姿はなかった。近年は高齢のために公の場に姿を見せておらず、この日もコメントを発表。「大きな興奮を覚えている」と祝福したが、「喜びと同時に、ようやくここまでかとの複雑な思いがある」との一節に、廃絶の歩みが緩やかにしか進まない現状に対するもどかしさがにじむ。

 ▽喜びと悲しみ
(ここまで 337文字/記事全文 1503文字)

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