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浜田に新文化拠点オープン 換気装置導入、演芸場で石見神楽定期公演

2020/11/1 21:14
演芸場で披露された石見神楽の演目「大蛇」

演芸場で披露された石見神楽の演目「大蛇」

 石見地域の文化と歴史を発信する複合施設「いわみ文化振興センター」が1日、浜田市下府町にオープンした。一般財団いわみ文化振興会(小川憲治理事長)が整備。石見神楽を定期公演する演芸場や、地元出身のアマチュア作家の絵画などを紹介する展示室がある。

 家具店だった鉄骨2階延べ約1800平方メートルを2億円かけて改装した。1階に舞台(幅12メートル、奥行き10メートル)と200人分の客席のある演芸場を設けている。新型コロナウイルス感染症対策として、除菌・換気装置も導入した。

 石見神楽の定期公演は当面、土、日曜の午前11時〜午後2時。観覧料は千円(弁当付きは1600円=前日までに予約が必要)で、神楽団体の都合で中止する場合もある。初日は地元の神楽団が「大蛇(おろち)」など5演目を披露した。新型コロナが収束すれば、平日の公演も検討する。演芸場は有料で貸し、舞踊や演劇などでも活用してもらう。

 2階には主に石見地域出身者による絵画や工芸品など約350点を展示。1階には石見焼約千点を並べた展示・販売コーナーを設けた。また、国の天然記念物である石見畳ケ浦(同市国分町)近くにあった石見畳ケ浦資料館が、施設の1階に移転して入った。

 施設は当初、今年3月オープンの予定だったが、新型コロナの影響で延期していた。小川理事長(86)は「伝統芸能の石見神楽をはじめ、石見地域の文化を支える人々を育て、応援する場にしたい」と話す。

 入館は無料だが、中学生以上の入館者には運営協力金として200円以上を募る。午前9時〜午後5時。火曜休館。同センターTel0855(25)5789。(梨本晶夫) 

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