地域ニュース
【#輪になれ広島】作業所「つくる姿」を動画に、HPで協力企業紹介 広島市就労支援センター、販路拡大に力
2020/11/1 21:14
広島市就労支援センター(西区)が、作業所に通う障害者が作る菓子や雑貨などの販路拡大に力を入れている。商品のPR動画を初めて制作したほか、販売に協力している地元企業の取り組みをホームページ(HP)で発信。新型コロナウイルス感染拡大でイベント中止が相次ぎ、減収に悩む作業所の活動を後押しする。
動画制作には、呼び掛けに応じた市内の作業所13施設が参加。各施設から提供を受けた映像をつないで約5分にまとめた。通所者がパンやクッキー、布マスク、木工製品、文房具などの製造に励む姿を紹介している。
同センター職員も登場し「障害のある方にとって商品を作ることは大事な仕事であり、生きがいでもあります」などと書いたメッセージボードでアピールする。動画投稿サイト「ユーチューブ」に載せた。
各作業所は例年、地域のイベントに出店して商品を販売しているが、今年は感染拡大防止のため多くの催しが中止になり、売り上げが激減。通所者の工賃引き下げにつながり、作業所運営にも影を落としている。
同センターは作業所の活動を支援している企業の事例もHPに掲載。従業員が気軽に買える「置き菓子」コーナーを設けた会社や商品販売を引き受けた量販店を紹介し、同様の取り組みの拡大を目指す。永川静優(せいゆう)所長は「障害者の活動の場が失われないよう支援の輪を広げたい」と話している。(奥田美奈子)
【#輪になれ広島】
あなたにおすすめの記事
同じ日のニュースの記事
-
天守閣「木造復元を」 広島城有識者会議、市に最終意見 [中国地方のニュース] (3/2)
-
行楽の春、尾道駅テナント後継決まらず JR側「数社と交渉中」 [中国地方のニュース] (3/2)
-
被服支廠、動画・VR公開へ 土地家屋調査士会が制作 [中国地方のニュース] (3/2)
-
福山城の歴史、映像で体感 博物館21年リニューアル、5階シアター/2〜4階展示 [中国地方のニュース] (3/2)
-
アナグマ出没増加中 広島・南区の住宅地で目撃相次ぎ20年度6件 [中国地方のニュース] (7/22)
岡山県高校駅伝が3日、笠岡市平成町の笠岡陸上競技場で開かれる。女子(5区間、21・0975キロ)は興譲館が22連覇を狙い、最終調整を進める。男女の優勝校は12月20日に京都市で予定される全国高校駅伝...
尾道市高須町の高西中で31日、自衛官による防災出前講座があった。3年生約120人が、土のうや命綱の作り方を学び、防災講話も聞いた。
庄原市教委が進める市立小学校の再編計画で、市教委は2023年4月に他校に統合する5校の保護者に、今月から順次説明会を開く。新型コロナウイルスの影響で予定より7カ月遅れての開催となる。一方、21年4月...
平和記念公園(広島市中区)にある慰霊碑を、ヒントを基に探しながら巡るイベントが31日、現地であった。7〜90歳の30人が参加し、8グループに分かれて園内の散策を楽しんだ。
学生がキャリアとライフプランについて考える講座が31日、福山市立大であった。就職を前に、キャリアと結婚や出産など人生の転機を一体的に考えてもらう狙い。