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東広島市立美術館が移転オープン 展示室2・5倍
2020/11/3 23:46
「暮らしとともにあるArt、生きる喜びに出会う美術館」をコンセプトに、東広島市立美術館が3日、西条栄町に移転オープンした。記念式典では高垣広徳市長たちがテープカット。無料開館となったこの日は多くの来場者が訪れ、新たな施設の完成を祝った。
関係者ら約100人が出席した式典で、高垣市長は「新美術館は『文化・芸術・交流ゾーン』の拠点となる。アートギャラリーやアートスペースを通じて、市民も創作活動に参加してほしい」とあいさつした。
新美術館は八本松南にあった旧館の老朽化に伴い、市が約21億円かけて整備した。鉄筋4階建てで延べ約4千平方メートル。展示室は2、3階を合わせ900平方メートルと、旧館の2・5倍に広がり、全国的な巡回展の開催も可能となった。
開館を記念し、版画や陶芸など148点が並ぶ特別コレクション展「日常とつながる美術の扉―わたしたちと美術の出会い」(同館、中国新聞社主催)を12月20日まで開催。スペインを代表する芸術家ジョアン・ミロ(1893〜1983年)の晩年の版画作品20点を初公開した。(高橋寧々)
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