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癒やしの羊「もふお」がやってきた 福山中高、笑顔増えた

2020/11/4 22:55
学校に仲間入りした羊をかわいがる生徒たち

学校に仲間入りした羊をかわいがる生徒たち

 福山市赤坂町の福山中高が、羊1頭を飼い始めた。新型コロナウイルスの影響でストレスを抱える生徒が増えているとして、動物との触れ合いで心を癒やすアニマルセラピーの効果を期待する。牧場から来年3月末まで借り受けた。

 同校では、ことし7月の1カ月間で保健室を利用した生徒は141人で、昨年同月の79人から倍増。コロナ禍で生活環境が変化し、不安を訴える生徒が目立つという。学校生活に新たな潤いをもたらそうと、山口裕三教頭が羊を飼うことを企画。広島県北広島町の牧場に交渉し、実現した。

 同校で半年間暮らすのは、2月に生まれた若い雄。毛量が多く、名前は事前に校内公募して「もふお」に決まった。休憩時間に多くの生徒が集まり「温かい」「かわいい」と触れていた。小屋造りには、近くで木工製作所を営む卒業生が協力した。

 高3の小寺涼音(すずね)さん(18)は「楽しい学校行事がなくなり、受験勉強だけで息苦しかった。愛嬌(あいきょう)あるもふおと、最後の思い出をつくりたい」と喜んだ。

 世話は、帯広畜産大卒の学習支援員と生徒有志60人が受け持つ。山口教頭は「生徒の笑顔が増え、予想以上の反響。教員には見えにくいストレスを抱える生徒もいる。明るい話題が増えるきっかけになれば」と話す。(湯浅梨奈) 

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