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広島の大学生ら100人超が加担 持続化給付金詐取、被害1億円以上か

2020/11/4

 新型コロナウイルスの影響で収入が5割以上減った事業者らに現金を支給する国の持続化給付金を詐取したとして広島県警が男6人を詐欺容疑で逮捕した事件で、不正受給に加担した県内の大学生らが少なくとも100人に上り、被害額が1億円を超えるとみられることが4日、捜査関係者への取材で分かった。県警は同日、6人のうち5人を別の詐欺容疑で再逮捕した。

 捜査関係者によると、逮捕された6人の関係先の家宅捜索でパソコンや携帯電話などを押収、解析した結果、大学生ら100人以上が勧誘され、不正受給に加担した疑いがあることが判明した。6人は、大学生らに送らせた運転免許証などの個人情報を悪用。前年より売り上げが5割以上減った個人事業主と偽るための書類をそろえ、6〜8月に中小企業庁のホームページから大学生らの名義で給付金を申請し、それぞれ100万円を入金させていたとみられる。

 100万円のうち、大学生らの大半は報酬として約10万円を受け取り、残りを6人が分配していたと、県警はみている。

 再逮捕したのは、いずれも詐欺容疑で処分保留の広島市中区銀山町、会社役員久保剛志(44)▽安佐南区相田3丁目、無職渡辺孝剛(37)▽廿日市市地御前1丁目、大学生川本祥(21)▽東京都足立区綾瀬、無職住吉孝平(28)▽福岡市博多区博多駅前、会社役員吉田憲司(45)―の5容疑者。

 再逮捕容疑は、何者かと共謀して6月20〜29日と7月27日〜8月4日の2回、内装工男性(19)と大学生男性(21)が受給資格のある個人事業主と偽って給付金を申請し、2人の口座に計200万円を入金させ詐取した疑い。県警は5人の認否を明らかにしていない。

 一連の事件で県警は10月26日、東京都練馬区貫井、会社役員馬場和央容疑者(28)も詐欺容疑で逮捕している。県警はさらに上位の指示役がいる可能性も視野に金の流れを調べている。 

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