土地工事、福山市は16件が無届け 14〜20年度
2020/11/7 9:34
福山市は6日、土地の形状を大規模に変える市発注の工事で、土壌汚染対策法に基づく市長への届け出をしていなかったとみられる案件が2014〜20年度に16件あったと発表した。市は速やかに正確な件数などを把握するとしている。
市は、同様の案件で広島市の職員が書類送検された報道を受け、4日から内部調査を実施。市道や公共施設の土地造成などの工事で、必要な届け出をしていないとみられる案件が16件あると判明した。
福山市はこの日、記者会見を開き、神田量三土木部長たち幹部3人が「おわび申し上げる。安心安全の確保に向け再発防止に努める」と陳謝した。
市は、環境省からの事務連絡を受けて昨年10月、関係部局へ注意喚起の文書を周知していた。市は現時点で発注した職員への聞き取り調査はしていないが、原因を「職員の認識が不足していた。意図的なものではなかったと考える」とした。現段階で土壌汚染は確認されていないという。(川村正治)
【関連記事】
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が10都府県に出される中、国公立大2次試験の前期日程が25日、全国で始まった。中国地方5県では国立5校、公立10校の計15校が試験を実施。各大学が感染防止対策を徹底す...
65歳以上の高齢者向けの新型コロナウイルスのワクチンについて、「個別接種」にするか「集団接種」にするか、広島県内23市町の対応が分かれている。それぞれ利点と課題があり「併用」を予定する市町も多い。た...
島根県内で5月に予定される東京五輪聖火リレーの中止を検討している丸山達也知事は25日上京し、政府や地元選出の国会議員に、東京都などの新型コロナウイルス感染症対策の検証・改善と、県内の飲食店などへの支...
河井案里元参院議員の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙(4月8日告示、25日投開票)で自民党は24日、新人で経済産業省元課長補佐の西田英範氏(39)を公認した。党総裁の菅義偉首相が党本部で公認証を...
広島県が広島市中区の住民と働く人を対象に試行している新型コロナウイルスのPCR検査で、県は24日、働く人向けを始めた。26日までの3日間で、約50事業所の3649人が検体となる唾液を提出する。県は運...