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山口で中也賞贈呈式 水沢さん「妥協せず表現し続ける」

2020/11/7 22:47
渡辺市長(左)から記念のブロンズ像を受け取る水沢さん

渡辺市長(左)から記念のブロンズ像を受け取る水沢さん

 若手現代詩人の登竜門の中原中也賞(山口市主催)の贈呈式が7日、山口市内のホテルであった。第1詩集「美しいからだよ」(思潮社)で受賞した東京都国分寺市の会社員水沢なおさん(24)は「これからも妥協せず表現し続けたい」と喜びをかみしめた。

 水沢さんは武蔵野美術大へ進学後に詩の世界に入り、2016年に現代詩の新人賞に当たる現代詩手帖賞を受けた。その受賞作を含め13編からなる「美しいからだよ」は19年11月に出版。会話調の散文詩で、小説のような物語性のある点が高く評価された。

 贈呈式では、渡辺純忠市長が中也の顔を模したブロンズ像や副賞100万円を手渡し「さらなる飛躍への一歩としてほしい」と激励した。

 中原中也賞はことしで25回目。公募と推薦の計224点の応募があった。水沢さんは式後の記者会見で「現代社会に息苦しさや矛盾を抱えながら生きている人の心に何かを与えられるような言葉を書いていきたい」と抱負を述べた。(門脇正樹)

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